つみたてNISA、NISA、iDeCo(イデコ)などなど。
どれも将来のお金のことを考えたときに必ずと言っていいほど見かける名前ですが、お得なのは分かっていても仕組みがよく分からないですよね。
NISAとつみたてNISAって違うの?ジュニアNISAって??というように、NISAだけでも3種類あります。
こういう制度の仕組みって勉強しようと思っても、難しく書かれていて分かりにくいことも多いですよね。
ですが、とてもお得な仕組みには間違いないので、やらないのはもったいないです!
今回は誰でもできて、比較的損しにくい「つみたてNISA」について初心者向けにかみ砕いて説明したいと思います。
【投資初心者向け】つみたてNISAのメリット・デメリットを分かりやすく解説するよ
つみたてNISAは月100円からつみたて可能!
私はNISAとジュニアNISAとiDeCoは見送りましたが、つみたてNISAは制度が始まった2018年から始めました。
つみたてNISAが一番損をしにくく、月100円~という少額からでもできる初心者向けの投資だからです。
- 月に100円から投資できる
- 最初に設定をしてしまえば、あとは放っておくだけという手軽さ
- つみたての中止や再開も簡単にできる
私は自営業の主婦なので収入にムラがありますが、必ずしも毎月つみたてを続けなくてもいいので、「今月は少なめにしよう」「お休みしよう」というように調整もできて続けやすいです。
私のように決まった額をつみたて続けられるか分からない方でも大丈夫なのがつみたてNISAです。
しかも月100円からという駄菓子を買うくらいの手軽さで始められるので、投資が初めての方も始めやすいと思います。
NISAはいろいろな投資商品が買えますが、つみたてNISAは国が指定した投資信託しか買えません。
この指定した投資信託というのは手数料が安かったり、良心的なものだけが選別されているので、逆に迷わなくていいのもおすすめポイントです。
この記事を書いている時点でつみたてNISAを始めて一年経ちましたが、勝手につみたててくれるので、自分で貯金しようとしていた頃よりも順調につみたてられています。
今から始めるのがオススメな理由
↓こちらが2019年1月時点での私のつみたてNISAの状況です。
ちょっと見にくいかもしれませんが、2018年は115,400円つみたてていて、今の価値で91,378円になっています。
2019年は3,700円つみたてていて、3,744円になっています。
2年分を合わせると119,100円つみたてて、95,122円になっているので、9,404円のマイナスですね。
損しにくいって言ったのに1万円くらい減ってるけど?!
と思われるかもしれませんが、だからこそ今から始めるのにいいタイミングでもあります。
実際に私もこの画像を見て、減っているというガッカリ感はなく、今つみたてている分が割安でつみたてられていて嬉しいくらいです。
ちょうどつみたてNISAが始まった2018年の1月は、ものすごいバブルで日経平均2万4000円を26年ぶりに上回りました。
そのあとは下がったり上がったりを繰り返して、2019年の今ももみ合っている感じですが、とにかく2018年の頭は割高だったんです。
120円だったキャベツが今なら80円で買えるような感覚ですね。
つみたてNISAの制度が始まってすぐに始めた人は、高く買ってしまった形になるので、マイナスの人がほとんどだと思います。
今から始めると去年から始めた人たちよりも、相対的に見て、より有利に始められると言えます。
じゃあ前からつみたてNISAをしていた私たちが損をしているかと言えば、そういうこともなく、割高のときも割安のときも同じように均一に買い付けるからこそ、相対的に平均値で買えるドルコスト平均法という方法という投資手法があるので、投資に詳しい人ほど気にしていない人が多いと思います。
割安なタイミングだけを狙って買えればいいですが、タイミングを見て買うのもすごく難しいです。
今だからこそ2018年頭は割高だったと思えますが、来年にはもっと上がっているかもしれませんし、もっと下がっているかもしれません。
下がったときにもっと下がるかも、と思えば買えませんし、割安かどうかタイミングを見るのってすごく難しいです。
つみたてNISAは余計な人間の心理が入らず、毎月自動的に均一に買い付けることによってドルコスト平均法の恩恵も受けられるので、初心者向けといえます。
相場的にはどのタイミングで始めても大丈夫ですが、つみたてNISAの制度上2037年でつみたてが終わってしまうので、早めに始めないと投資できる期間が減ってしまいます。
そういう意味では早く始めないともったいないですね。
NISA・つみたてNISAとは
そもそもNISA、つみたてNISAってなんなの?というところですが、株や投資信託などで儲けが出ると20%の税金がかかるんですね。
この20%が大きいんですよ…。
儲けが出ても税金がかからないのがNISAという制度です。
iDeCoとNISAの違い
ついでによく見かけるiDeCoについても簡単に説明しておきます。
- 月額5000円からつみたてることができます
- 掛け金の全額が所得控除されるので、住民税と所得税が安くなります
- つみたてたお金から儲けが出た分に関しても税金がかかりません
- つみたてたお金は60~70歳までの間に受け取れます
私の場合は扶養内なので、もともと住民税や所得税は払っていません。
月に5000円という定額を払い続けられるか分からない点や、年齢による制限なく使いたいときに使えるようにしたかったので、つみたてNISAを選択しました。
NISAとつみたてNISAは併用できませんが、iDeCoとNISA、iDeCoとつみたてNISAは併用することができます。
その人のライフスタイルや投資資金に合わせて選択したいですね。
つみたてNISAとNISAどっちがいいの?
つみたてNISAとNISAの違いをまとめると、
- 投資できる金額の上限
- 投資できる対象
- 投資できる期間
となっています。
どちらのNISAも年間で投資できる上限額が決まっていて、普通のNISAは年間120万円まで、つみたてNISAは年間40万円まで買い付けることができます。
つみたてNISAが決められた投資信託の中から選んで買い付けていくのに対して、NISAは投資信託だけでなく、国内の株や、外国株、ETF、ETN、REITなど幅広く投資することができます。
投資できる金額も多く、投資する対象も多いので、NISAのほうが有利に感じますが、1番大きな違いが投資できる期間です。
NISAが5年間なのに対して、つみたてNISAは20年間の投資が可能です。
NISA | つみたてNISA |
---|---|
120万円 | 40万円 |
株、外国株
ETF、ETN、REAT |
決められた投資信託 |
5年間 | 20年間 |
投資期間が長いほうが複利効果も望めて有利です。
投資というのは相場が上がったり下がったりと波があるので、より長い期間で運用できた方がチャンスも多くなります。
NISAは儲けに対して非課税になるのがメリットなので、例えば普通のNISAを始めたとしても5年間マイナスのままだと何も恩恵がないんですよね。
↑これはつみたてNISAですが、こういったマイナスの状態でNISAの適用期間が終わってしまうと、ただ損をしただけになってしまうんですね。
しかもNISA口座のマイナスは特定口座との損益通算もできないのでメリットが全くありません。
株で出た利益には税金がかかりますが、もちろん利益だけじゃなくて損失も出ますよね。その利益と損失を相殺した金額に対して課税することを損益通算といいます。
普通なら+100万円の利益が出て、-80万円の損失があれば相殺した20万円に課税されます。
ですが特定口座で+100万円の利益が出て、NISA口座で-80万円の損失が出ても相殺されず、+100万円に課税されてしまいます。
NISAでマイナスを出してしまうと非課税という優遇も受けられず、特定口座との損益通算もできず、メリットが全くありません。
つみたてNISAなら20年間もあれば、上昇相場が来るチャンスもあるでしょうし、売るタイミングが長く見極められるので、NISAに比べて負けにくいと思います。
基本的に資産運用というのは時間をかけて行うことで、複利効果で投資効率が上がってくるのもあって、20年という長期的に運用できるつみたてNISAがおすすめです
つみたてNISAのメリットまとめ
- 月100円から投資できる
- 20年間運用できる
- 売却のタイミングも長く見極められる
- 投資できる対象が限られている分、悩まなくていい
- NISAのようなロールバックというややこしい制度がない
- ドルコスト平均法で投資できる
決まった時期に決まった金額をつみたて続けることで、ドルコスト平均法により平均値で買うことができます。つみたてNISAなら長期的に見て高値掴みもしにくいということになりますね。
2018年のつみたてNISAの成績はほとんどの人がマイナスですが、逆に今安く買えているので、長期的に見て平均値に収束していくはずです。
つみたてNISAはシステム的にもシンプルですし、少額でもコツコツ長期運用することで複利効果が出て大きな利益をもたらしてくれます。
初めて投資をする初心者にも優しい仕組みになっています。
私は始めないのがもったいないくらいだと思っています。
しかも月100円から可能なのでお試し感覚で始めやすいです。
投資というとギャンブルのように感じる人もいますが、以前ギャンブルをしていた私からすると、全く違いますね。
ギャンブルは一瞬で一万円が消えますが、投資は減ることがあってもよっぽど変なことをしない限り0になることってないんですね。
株を買った会社が倒産したら0になりますが、いろんな会社の株を分散して買っていれば他の会社が存続している限り0にはなりません。
経営状況も多少決算見ていれば大丈夫ですしね。
分散投資は基本のセオリーなので、基本を抑えていればお金が即溶けることもありません。
倒産ってよっぽどじゃないと遭遇しませんが、可能性としては0ではないので、少額から分散投資ができる投資信託はやっぱりありがたいですよね。
どの株を買うか、どういう風に投資していくか、というようにいろいろな戦略を考えるのが楽しい面もあるので、シミュレーションゲームをしている感覚にも近いです。
ギャンブルはその時しか楽しめませんが、投資は保有している間ずっと楽しめるので、私はコスパのいい趣味だと思っています。
それでも投資って人には言いにくい趣味なので、それもあってこうしてブログに書いて、発散?している面はありますけどね。笑
私が初めて株を始めた時は、3万円の株をおっかなびっくり買いましたが、今はつみたてNISAまであって、初心者に優しい時代だなぁと思います。
友達に相談されたとしても、とりあえずつみたてNISAから始めれば間違いないって言えますからね。
非課税制度のNISAが月100円の投資で始められて、証券口座の開設がネットでできて、口座の開設や維持費もかからないなんて本当に手軽ですよね。
とりあえずやってみるか~で、始めやすい環境だと思います。
つみたてNISAの始め方とおすすめの証券会社
つみたてNISA口座は銀行や郵便局、証券会社などで開けますが、一番オススメなのはネットの証券会社です。
手数料や取り扱い商品数を考えると証券会社一択ですね。
銀行や郵便局では取り扱っている商品の種類が少ないですし、せっかくなら証券会社で口座を開いて、普通の株の売買もできるようにしておくといいと思います。
証券会社のほうが手数料も有利ですし、お得なサービスも多いです。
ネット証券であれば人と顔を合わせることもないので、商品をおすすめされたり、何か言われたりすることもありません。
ネット証券の中でもオススメは楽天証券です。
楽天カードでも投資信託の買い付けができてポイントが貯まりますし、ポイントを使って投資信託の買い付けもできます。(つみたてNISAでも〇)
楽天銀行と併用することでもポイントがザクザク貯まります。
ポイントだけで投資していて元手0円のまま運用している方もいるくらいです。
楽天証券を利用すると楽天市場での買い物のポイント倍率も上がるので、今口座を開くなら楽天証券が一番です。
楽天銀行も楽天カードも持っていない方でも、申し込みをオススメしたいくらいお得です。
楽天カードをお得に申し込むにはこちら↓
楽天銀行はこちらです↓
仮に楽天銀行と楽天カードを持たないままだとしても、後々つみたてNISA以外の投資をしようとしたときに手数料が安かったり、投資できる商品の種類が多いこともあって、単純に証券会社としての機能面だけを見てもオススメです。
私が初めて証券会社に口座を開いたのは22才のときでした。当時は結婚するつもりがなく、一人で生きていくには資産運用もしないと!と勉強をして始めたのをよく覚えています。
結婚した今は、子育てが終わったあとで自分が遊ぶ資金としてつみたてています。
証券会社というと敷居が高く感じるかもしれませんが、ほとんどのネット証券は口座の開設費用も維持費もかかりません。
楽天証券も0円で開設&口座の維持ができます。
ネットで申し込みをしたら書類が届いて、身分証のコピーなどを送ればすぐに開設できます。
口座を開く際に電話もありません。
ネットからログインすればいつでも運用状況や残高の確認、つみたての設定変更も簡単にできるので、いちいち人を通さなくていい分、楽ですね。
もちろん口座開設書類の取り寄せも無料なので、届いた書類に入っている詳しい案内を見てから考えてみてもいいと思います。
- 投資で楽天ポイントが貯まる
- 投資で楽天ポイントが使える
- 株売買などの手数料が安い
- いろんな投資ができる
\開設も管理料も無料!/
投資は始めるのが早ければ早いほどいい
よく見かけるのが、退職金で資産運用をして失敗してしまった…というような怖い話。
退職して退職金を溶かしてしまうと、頼れるのが年金やパート代くらいになってしまい、確かに取り返しがつきません。
ですが、20代~50代くらいから資産運用を始めていけば、溶かすとしても金額はたかが知れていますし、働いていればいくらでも取り戻せます。
なので早いうちから少額で投資を始めて、やり方を覚えていくのが大切です。
素人がいきなり短いスパンで大金を動かせばそりゃ負けてしまいますよ…
そういうのって銀行の人に言われるがまま投資をして…というパターンが多いので、知識をつけて自分で決めて投資するというのも大事です。
つみたてNISAは投資したくても年間40万円までですし、月100円という少額から始められます。
初めて投資をする方にもピッタリですし、20年という長期投資で少額でもそれなりに複利効果や、経済成長による価値の上昇が望めることもあります。
せっかくの非課税枠なので有効に使わないと損ですね。
一点だけ注意していただきたいのは、つみたてNISAは2018年から始まっていて、20年後の2037年でつみたて期間が終わってしまうということです。
つみたてNISAの口座でつみたてを始めてから20年間ではないので、その点だけ注意してください。
少しでも早く始めた方がトータルでの投資金額も増えますし、より複利効果も望めてお得です。